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日本生命:特約を廃止

日本生命保険は3月23日、商品戦略を大きく転換すると発表した。主契約に追加する「特約」を4月2日から廃止し、顧客が必要とする保険のみを単品で販売する。
顧客の保険料負担を抑え、外資系などに対抗して幅広い層の取り込みを狙う。高額で手厚い保障を勧めがちだった戦略を大きく転換するもので、他の大手生保の戦略にも影響を与えそうだ。

 新戦略の最大の特徴は保険商品の単品化だ。従来、個人向けでは特約でしか契約できなかった3大疾病(がん、心筋梗塞(こうそく)、脳卒中)保障保険や介護保険を含む11種類の主要な保険をすべて主契約商品として販売する。商品の簡素化で顧客の保険料負担を抑え、保険金の支払い漏れリスクを抑える効果も狙う。従来の契約に影響はしない。

 大手生保は、商品に複数の特約を付けることで保険料が高くなる傾向が強い。晩婚化による独身世帯の増加などで妻や子供のために掛ける死亡保険の需要が減少し、自らの将来に備える医療・がん保険の人気が高まるなど、構造変化が進んでいる。これらの保険を主力とするアフラックが04年に保有契約件数で日生を抜いたほか、全国の代理店網を武器とする損保系生保、格安保険料のネット生保が存在感を高めるなど大手生保は後発組にシェア(市場占有率)を奪われていた。

出典:毎日新聞 2012年3月24日 東京朝刊

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